幼いころ住んでた家が事故が多発する交差点の近くで、当時姉と私は一番交差点に近い部屋で寝ていた。
ある日、大きな事故があって若い男性が亡くなった。
姉によると、その日の夜中に、ガラス戸を叩く音と、男の人の「助けて下さい!助けて下さい!」という声が聞こえたらしい。
姉がびっくりして起きてガラス戸を開けると誰もいない。
その時は夢か気のせいだと寝たらしい。
次の日の夜中、また男の人の声で今度は「ありがとうございます!ありがとうございます!」という声が聞こえて、姉は驚いて飛び起き、ガラス戸を開けた。
そこには血まみれの男性が頭を下げて立っていたらしい。
姉の悲鳴で起きた私には何も見えなかったけど、姉の尋常じゃない様子を見てすごく怖くなった。
親もすぐに来て確認したけど誰もいなかった。
ほんのりと怖い話100