小学校に入学してすぐの頃、担任の先生に、
「そういえば昨日、スーパーでA子ちゃん(私)のお祖父さんにばったりお会いして挨拶してもらったよ」
と言われた事。
私の両親はどちらも子供の頃に父親を亡くしていて、母子家庭育ち。
なので私に「お祖父さん」は居ない。
先生に詳しく話を聞くと、学校近くのスーパーで白髪の70代くらいの男性が、「あれ?○○先生ですか?○組の○田A子の祖父です」と言って声を掛けて来て、軽く挨拶した後、「孫をよろしくお願いします」と言ってレジの方に歩いて行ったらしい。
赤の他人が私のクラスやフルネームを把握して祖父になりすまして担任(男)に声をかけるって、何の目的なんだろう。
当時は「お祖父ちゃんの幽霊が化けて出たのかも!?」とか考えてたけど、後で聞いたら父方の祖父も母方の祖父も30代で他界してるんだよね。
その後、両親が学校に呼び出されて、警察に不審者として届け出るか相談してたけど、結局うやむやに終わってしまった。
ほんのりと怖い話102