賭け事が異常に強い奴

大学時代、賭け事(対人限定で)が異常に強い奴が友達にいた。
ジャンケン、ババ抜きなんかのトランプ、賭けマーなんて負け知らずってくらい。
他にも嘘を見破ったりと、アイツはカンが鋭い、なんて皆から言われていた。

ある時、賭けマーで8.000円位負けた時のこと、「お前何でそんなに強いんだ?何かの超能力?」と冗談半分で聞いた。

すると友達は、
「ん~、何て言ったらいいか分からないけど、人が嘘ついたり隠し事があると、その人から変な甘い匂いがするんだよね。嬉しい事があった人は、ハッカみたいな清涼感のあるにおいとか」
と言った。

確かにソイツが賭け事で負けるときって、花粉症とか風邪で鼻が詰まった時だったな~

風邪引いて鼻が詰まるといつもソイツを思い出す。

ほんのりと怖い話102

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