高校時代からの付き合いの俺入れて3人で遊びに行くと、必ず死体に出くわす組み合わせの遊び仲間がいた。
山に行ったら首吊り死体、海とかの水辺に行ったら水死体、って感じのが遊びに行くたびにあったんだけど、最初の首吊り死体以外は直接死体を見たってわけじゃないし、あんまり連続するもんで、何か慣れというか、死体現場に出くわす心構えみたいなのが出来てって、それをネタにするような余裕も出てきた。
んで、また遊びに行くかって事になって海釣りに行ったんだけど、何もなくて、やっぱ偶然だったんだなーって事で、完全にネタとして扱うようになった。
帰りの電車待ってる時に、
「今日は見えないコナン君同伴しなかったんだなwww」だの「死体仕込むの忘れたww」だの、くだらない冗談飛ばしあってたら、向かいのホームで女の人が電車に飛び込んで自殺した。
あまりにもタイミングよくこんな事が起きたもんで俺らビビりまくって、これはマジでお祓いなり厄払いなりしたほうがいいんじゃないかって事になって、皆でお祓いに行ったら、それっきり死体に出くわくなった。
ビビりな俺は、マジで見えないコナン君的な物がいて俺達がビビるのを面白がってたけど、段々反応が薄まって腹立つから自殺現場を目撃させたんじゃないかとか、幽霊はマジでいるんじゃないかとか色々考えちゃって、よく怖くて寝れなくなる。
ほんのりと怖い話102