葬儀の後

おばあちゃんの葬儀を父の知り合いの葬儀社でお願いしたんだけど、葬儀から二週間くらいたったくらいに葬儀社から電話がきて、おばあちゃんが葬儀社に居ついてしまい困っていると言われた。

会館の人が作業していると後ろに立っていたり、ドアの隙間からこちらを見ていたり、祭壇の裏や地下駐車場に隠れていたり。
ばあちゃんの葬儀の後に親族控え室(泊まれる)を使った人からも、何かがいる気がして落ち着かないと、クレーム的なものが数件あったらしい。
費用はこちらで負担するから、もう一度ご住職を読んでお経をあげようと提案されて、もう一度家族で会館に出向き、ご住職に読経をあげてもらった。

それからしばらくは何もなかったみたいなんだけど、今度はうちの母親が、おばあちゃんが夜中に部屋を覗くと言ってノイローゼみたいになってしまった。
夜中に寝ていると、静かにドアが開いて、隙間からおばあちゃんが部屋を覗くらしい。
同じ部屋に寝ている父も、おばあちゃんの姿は見えないけれど、ドアが開くのは何度も見ていた。

またご住職を呼んだけれど、おばあちゃんは部屋を覗くのをやめなくて、父と母は家を人に貸してアパートにうつった。
人に貸してる家の管理会社に弟が勤めているけど、今のところクレーム的なものはないみたい。

ほんのりと怖い話120

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