首領ハ○ッチ

小6の時、田舎から遊びに来た伯母を母と迎えに行った帰りに変なものを見た。
バスが遅れたせいで夜11時頃に近所の公園を通ったら、ボボボッってオレンジ色に燃えながらバレーボール大の人魂が飛んできた。

3人とも固まってたんだけど、「あぁ、‥‥‥がよく燃えて」って叔母が呟くと、母が「本当ね。都会でも‥‥‥は良く燃えるのねぇ」って答えたんだ。
聞き取れなくて何が燃えたのか聞いても二人とも無言。
何故か全然怖くなくて不思議だなって思っただけだった。
次の日、二人に再度聞いたら人魂?って見たことも忘れてた。
当時は聞いちゃ駄目なやつだと思ってその話題には触れなくなった。

高校生の時に父と二人で心霊番組を見てたら人魂が出てきて、当時の事を思い出した私は見たことがあるってつい言ってしまった。
父はびっくりして「俺も近所の公園で見た」。
次にテレビを指さして、「こんなのじゃなかった。オレンジ色のこんな大きさでユラユラその場で動いてた」。

私が見たのと全く同じで初めてゾッとした。
母と叔母が忘れてしまってることも含めてすごく怖かった。
その後なんだけど、怖い経験したって話す度に首領ハ○ッチwwwって笑う人がいるのはなんか悔しい。

ほんのりと怖い話143

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