2匹の蛇

宮崎に住んでいる親戚のおじさん談。

近所の山に趣味の写真を撮りにいった時の話。
山中を移動していると、前方の藪から
「これは駄目か」「駄目だ」
と声がする。

声は
「駄目か」「齧っても動かないのはもう駄目だ」
と続く。

妙な会話だと思って、藪を抜けてみるとその先で老婆が死んでおり、足元には2匹の蛇がトグロを蒔いていた。
おじさんは、なんだか恐ろしくなって「ウォー」と奇声をあげて蛇を威嚇。
2匹の蛇はスルスルと去っていったそうだ。

蛇の噛み跡などは、探す気にもならなかったそうです。
(老婆は山菜取りにきて心臓発作で死んだ近所の方でした)

山にまつわる怖い話21

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