喘息の発作

たった今、不可解な体験を思い出した。
というか、不可解な体験をしていたことを知った。

さっき母親とリビングで話してて、私が小学校の頃の話になった。
私は小児喘息もちで、今はもう治ったけど、小学校低学年のときはしょっちゅう発作を起こして大変だったわー、なんて。
それ自体は今までも普通に話題にしてたことなんだけど、ふと母親が思い出したように、「そういえばお姉ちゃんも1回だけ喘息みたいな発作おこしたことあったね」と。

私は全然憶えてなくて、「それっていつ?」と聞いたら、私が小学校2年くらいのときだと。
夜いきなりひゅーひゅー言い出して、私はともかく姉がそんなふうになるのは初めてだったから母はびっくりして、父に電話をかけたんだと。
で、そこで「かな(姉の名前)がぜんそくの発作みたいなの起こして…」って話したら、いきなり姉が「かなと違う!私はなな!(私の名前)」って叫んだんだって。

それ聞いて私はびっくり。なぜならそれは「私の記憶」だから。
あるとき喘息の発作を起こして、すごく苦しんでたら母親がやたら動揺して(私の発作になんて慣れてたはずなのに)、父親の会社に電話したことがあったのね。
で、電話をかけて言うにことかいて、「かながぜんそくみたいな…」って。

私は苦しい中でも、名前を間違えられたことがすごいショックで大声で(自分でびっくりするくらい大声だったと憶えてる)「かなと違う!」と叫んだ…それはまぎれもなく「私の行動」で「私の記憶」。

「お姉ちゃんと私、間違えてるんじゃない?」って母親に言っても、記憶違いなわけない、あの時は本当にびっくりしたんだから、と譲らない。
で、子どもだった私の方の記憶がおかしいのかな、と無理に納得しかけたさっき、姉が帰ってきた(看護婦なので仕事上がりが遅い)。

流れで姉にその話をすると、姉も憶えてた。
しかもなんと、姉いわく、
「ななちゃんが発作起こして、まただーと思ってたらお母さんが泣きそうになってななちゃんに「かな大丈夫?大丈夫?」って言ってて、お母さん名前間違えてるよーって思ったの」。

これは…
1.母親の記憶違い
2.私たち姉妹が揃って記憶違い
3.私たち姉妹が入れ替わっていた…?
答えはどれなんでしょう。

274

ふたごのななかな姉妹だ

276

風呂から出てきた父親に聞いてみてもあの時発作(もどき)を起こしたのは姉だったと。
会社から病院にわざわざ行ったからはっきり憶えてると。

>>274
ちなみに私と姉は年子で双子ではありません。

不可解な体験、謎な話~enigma~ 15

シェアする