キテ●のぬいぐるみ

踏切と白いモノで思い出したんだけど、数年前、友人から聞いた話。

ある朝、その人が出勤のときにいつも渡る踏切の手前に、サンリ●のハローキテ●のぬいぐるみが置いてあった。
身長60センチくらいだったって。

その時はただ通り過ぎたけど、帰り道、同じぬいぐるみが、より友人宅よりの方向へ、道を100メートルほど移動していた。
それから気が付くと、何日かかけて、ぬいぐるみはだんだん友人宅に近寄ってきたという。

誰かが少しずつ動かしているのか、でもそれを見た人はいなかった。
ゴミ捨て場に放り込んだおばさんもいたらしいけど、ぬいぐるみは翌日には移動して別の所にいた。
家の真ん前の道に来たときには、さすがに友人は窓からみる勇気もなかったらしいけど、ぬいぐるみは友人宅の前を通ってそのまま隣町のほうへ移動していったという。

そのあとどうなったかは友人は知らなかった。
私的には、人通りのない夜道を、てこてこ歩くキテ●は可愛いと思ったのでビジュアル的にオッケーだったけど。

具体的には、宇都●市を東から西へ通ったらしい。
どこかほかの町で、この移動するキテ●ちゃんを見かけた人、いませんか。

不可解な体験、謎な話~enigma~ 24

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