17

高校生のころの話。

ふと目が覚めて枕元の時計を見ると午前1時を回ったぐらいだった。
一瞬目を閉じてふと目を開けると、俺の体の上にネコが二本足で立っていた。
幽霊体験したこと無かったからマジびびった。
体を動かそうとオモっても動かなかった。

そしたらその変なネコは俺の体にまたがって顔を覗き込んで来た。
そして「お前のこといつも見てるからな。」って言うんだ。
「お前には俺がいつもみえないんだね」みたいなことも言ってた。

その後しばらくネコは俺の顔をじっと覗き込んでいて、俺が黙ってる(てかしゃべれない)と「お前死にたくないよね?」と言った。
俺が当たり前だと思った。
そしたらネコが「17、17、17…」って繰り返しつぶやきだした。

俺はそのとき16歳だったから俺は17歳で死ぬのか、と思ったら「お前が死んだら俺はどうなるんだよ?」って声がした。
そして俺の頭を触ると「17だぞ…17…」といって消えた。

未だに何も起きてないがこの17って何なんだろう?そしてあのネコはなんだったんだろう?

不可解な体験、謎な話~enigma~ 27-2

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