近所のおばちゃんの話なんですが。
うちは田舎で、周りも知ってる人だらけ、夜も暑けりゃ網戸で就寝なんて普通なんですが。

ある夜、寝てるおばちゃんがふと眼を覚まして窓の方を見ると『ポウ……ポウ…』って、網戸越しに、螢みたいな光がふわふわしていたそうです。
おばちゃんは日頃から視えるらしいからあまり気にせず、「またか」とその夜はそのまま就寝。

そして次の日の夜。また夜中に眼が覚めた。
そしたら昨日と同じふわふわした光。おばちゃん、また気にせず入眠。
次の日の夜も、また。

さすがに気になったおばちゃんだけど、どうしようも無いなぁ…と考えながら庭の植物に水やりしてるときに気がついた。
網戸の下の方の目立たない所に、タバコの火を押し付けられたらしき穴が2~3個…。

あのふわふわは霊体ではなく、どうやら実体を持った人間だったらしいです。
「最近は怖いねぇ、●●ちゃんも気をつけや~」だ、そうです。
その人は三日間も夜中に網戸前で何やってたんでしょうね。覗き?

ほんのりと怖い話2

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