昔、度々おかしな体験をした。
「誰かが私の隣の人の肩を叩く」というもの。
対象は「右隣に居る仲の良い人」で、男女は区別しなかった。
二人きりの時もあったし、十人位居てもおきた。
面白いのは、必ず「みんなの目が逸れた瞬間」に起きる事。
おかげで私の悪戯ということになるのが常だった。
小学二年生の頃に「ああ、またか」と思ってごまかした記憶があるから、かなり前からあったと思う。
それは二~三ヶ月に一度のペースで、二十代後半まで続いた。
たった一度だけ、高校の頃右隣に居た後輩が肩を叩かれ、振り向いた時に私の両手が塞がっていた為にごまかせず、後輩がパニクったことがある。
ばれた(?)のはその時だけ。
また、たまに私自身の肩を叩くのがお茶目だった。
因みに害は無いがオチも無い。
不可解な体験、謎な話~enigma~ 32