ワラビ

この話は3日程前に体験した話です

山菜取りに単独で近くの山に入った私。
ワラビ、ゼンマイを目的にいつもの場所を探索。
が、みな採られていて中々見つからない・・・
仕方なく場所を変えてみようと行った事の無い山奥へ。

ポツポツと見つかり知らない山奥を歩いていた。
ふと前方に縦横2m×2mくらいの範囲にありえない程にワラビが生えているのに気づいた。
「ラッキー♪」と思い必死にもいでいた。300本は生えていただろうか。
しかし、なぜ杉が高く薄暗くカヤも生えていないこんな場所に大量にあるのか(山菜取りをした事ある人ならわかる思いますが)

辺りを見回してもワラビなんて一本も生えていない!
ふと上を見上げてみると首吊りしてる女がいた。
だらんと首を下げ口は半開き白目向いて死んでいた。
相当ビビッタが、せめてワラビは全部取ってから通報しようと気にせず取り続けた。
その後下山し通報した。

警察の人が、どうやってあんな所に縄をかけて首を吊ったのか不思議がっていました。
脚立などなかったし木を登ったんだろうなって話でした(私は絶対そんな事は無理だと思ったが)

その晩におもしろい事が起きた。
夜中にふと目が覚めたんだが、隣になにかを感じる。
寝返って見るとなんとそこには・・・丸くて厚みのある緑の物体。
不思議と驚きもせず、なにを思ったかそいつに抱きつきなにか確認しようとした。
匂い、手触り、一部緑のソレが切れていて中が滑っている・・・「これはわらびだ!と直感した」

その後の記憶は無く気付いたら朝だった。
隣の超巨大ワラビも消えていた。
しかしなぜあんな夢を見たのか不思議で仕方ない。
死んでた女が挨拶に来るならまだわかるのだが。

ちなみに女の下に生えてたワラビは翌日ご近所さんに配りました。
今はご近所さんの超巨大ワラビの夢を見るか報告待ちです。

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?128

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