脳喰らい

知り合いの話。

アフリカに仕事で行った時のことだ。
現地住民の同僚から注意を受けた。
このあたりの山道には化け物が出るから気をつけろ、と。

そいつは夜道で獲物を襲い、頭を噛み割って脳漿をすするというのだ。
普段は羊などを襲っているようだが、人間も年に数人は犠牲者が出ているらしい。
現地の言葉で「脳喰らい」と呼ばれているのだそうだ。

欧米からの入植者たちは、あれは熊だといっているらしい。
しかし帰国して知ったのだが、アフリカ大陸に熊類は生息していないという。
足よりも手の方が長かったという目撃談もあるそうだ。

かの地で熊とされている存在は、一体何なのであろうか。

山にまつわる怖い話7

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