遺骨 2020/1/22 雷鳥一号 友人の話。 彼女の曾祖母が亡くなった時のこと。 山奥の火葬場で荼毘に付されたのだが、おかしな物が遺骨の中に混じっていたのだという。 数え切れないほどの、沢山の歯。 黒く焦げているがはっきりとわかる。どれも人間のそれに見えたと聞く。 生前の曾祖母には、歯は一本も残っていなかった。 歯だけ別の壺に分けられて、供養することにしたそうだ。 以降は、親族に何も変わったことは起こっていない。 山にまつわる怖い話24