駅前の公衆電話ボックス

隣町のローカル事件なんだけど、とある駅前の公衆電話ボックスが撤去する事が決まって、中の電話機は局が早々に引き取りに来てボックスだけになってた。

しばらくそんな状態だから、子供の遊び場になってしまい危ないからと鎖でグルグル巻きにされて誰もボックスに入れないようにしてしまった。
その状態でなんと半年も過ぎた頃、ある夜駅に行くとそのボックスの周りに4~5人の人が集まって騒いでたらしい。

行ってみると、鎖で入れない筈のボックスに金髪の外国男性が入ってて警察を呼べと騒いでいるのだ。
で、すぐに警察と公安らしき黒塗りのスポーツカーと真っ白のベンツが現れて、その外国男性はベンツに乗ってあっさりと行ってしまったという。

後で警察が国籍について調べると、実在しない国名だったという。
そしてそのボックスは2日後に撤去されたが、電話機を置く台に緑色のクルミの殻が数個置いてあったらしい。

不可解な体験、謎な話~enigma~ 104

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コメント

  1. S より:

    逆異世界転生?