ポンティアナック

俺親父がシンガポール人でシンガポールにすんでるんだ。
ほんで4年前に徴兵された時にいろいろ心霊体験したけど需要ありますかね。

はい。小さなころからシンガポールでくらしてきたので日本語所々変かしれないが。
まあ徴兵されたらまずみんな基礎訓練のために離れ島にいくんだ。
そのはなれじまはその昔原住民を追い出して軍事施設を建てたんだ。

そのせいか入隊前からとにかくそういった心霊ばなしが絶えなかった。
でまあそんなこと信じないで軍隊はいった。
それでまあ最初の一週間がすぎた。

それでランダムに毎晩その島の見回りする軍人が選ばれるんだ。
まあライフル持って徘徊すると言うめんどくさいことです。
それでうん悪く俺が選ばれた。でその夜俺と

でその夜俺ともう一人で徘徊してたんだ。
そしたら噂に聞いてたポンティアナックっていうお化けに遭遇しちまったんだ

そのお化けは女なんだけど、顔はハッキリみたはずなんだけど全然覚えてないんだ。
ただ一言だけ”銃を置いてけ”て言われたんだ。
マジうんこでそうになって猛ダッシュで帰って上官に報告したんだ

そしたらその上官、血相かえて俺たちに”そいつと会話したか”って聞いてきたんだ。
で俺はなんもいわなかったが俺のパートナーはごめんなさいと一言いった。
しかしかれは会話してないとじょうかんにいった。

上官によると少しでも触れたり、会話したら日本でいうお祓いをしなきゃダメらしい。
なんか日本語下手で本当にすいません。
伝わってるといいんですが

そのパートナーはAとします。
Aはとにかくそれいらい変わった。
訓練を欠席してとにかく病欠してた。
まあ周りは怠け者っていってたが。
ちなみにAは同じ部隊だけど違うプラトゥーンだから寝る部屋は俺の一階上

である日、夜の自由時間の時に事件は起きた。
みんなカードやたり、彼女に話したりいろいろしてた。
そんな中すんごい悲鳴が聞こえた

まあ宿舎は一階にパレードしたるする大きな広場があるんだ。
みんなその悲鳴で飛び出したら一階にAが素っ裸で走り回てた。
その光景にみんなびっくりして騒ぎを聞いた上官が追いかけて捕まえたんだ

Aは非常に青ざめてた。
すごい野次馬ができて、上官は戻れ!って叫んだ。
結局その夜俺たちは全然なにが起きたかしらなかった。
こういった精神病っぽい行動わざとおこして事務にまわるやつは歴代けっこういたらしいから、そういうことかとおもってた。

それで後日Aは一週間家に療養のため返された。
官によると昨晩Aはシャワー浴びてとき、個室をロックしてたのに肩叩かれたらしい。
最初仲間が遊びでやってたとおもい、やめろと言ったけど誰もいない。
とにかくシャンプーしてたのでさっさと洗い流して戻ろうと思ってたら肩を今度は四回叩かれた。

んでその夜どうも俺はあのお化けかも思ったので上官に話した。
部屋には二人上官がいて、俺が話した奴は馬鹿らしいと笑った。
だけどもう一人はそれが原因かもと詳しく話せといってきた。
話しをしたらどうやらかなりヤバイらしく、そいつは木に宿るお化けらしい。
んで何故かしらんが邪魔されたら死ぬまでまとわりつくらしい

そんで4回叩かれたのはあっちの世界に呼ばれる合図らしい。(4は中国語で死とおなじ発音で縁起悪い)。それでAの家族に電話してお祓いするよういった。
俺たち中華人はけっこう迷信とかこういうオカルトを信じるから、すんなり寺院にいってお祓いしたらしい。
だけど、おぼうさんは手に負えないといった。
他にいったり、タイにまで行ったけど強すぎてむりと断られた。
そのお祓い作業はかなりむごいらしく、拷問みたいだったらしい

そして次第にもっとやばくなりAは幻聴や幻覚が絶えず、アホみたいに小便漏らしたり、体を乗っ取られた感じらしい。
そんでまあ荷物を引き取りにキャンプに戻って来た時にはマジで人間とは思えんような顔つきで、すごいやせほそってた。(飯もほとんどくわなかったらしい)
その時みんな野次馬根性で一目見ようと上からのぞいたんだ。気のせいかもしれんがずっと俺を睨みつけてた。
そんで数日後嘘だと思われるような事がおきたんだ。

ジャングル訓練(夜に地図だけで目的地にたどり着く訓練)の時にあのお化けにでくわしたちなみにこの訓練は一人ずつだからもちろん俺一人。
そんでそいつは俺に聞いたんだ”お前の親友は今大変苦しんでる”多分Aの事打と思う、親友ではなかったが。

ちなみに中国語でな。俺は話しちゃいかんと思い黙ってたけどあまりの恐怖に逃げられなかった。
そうしたらやつは、”お前が声出せば彼は助けてやる。”
勿論俺は黙ってた。
そしたらやつは今まで見たこともないような表情見せて(喜怒哀楽では表現できない)消えた。

そして一ヶ月が過ぎ、Aは死んだ言う報告受けた。
精神病院でナイフで首を滅多刺しにしてしんだらしい。
上官の話だから本当かどうかわからんが、俺の事を同じへやの患者になぜか詳しくしていたらしい。
軍隊入る前まで俺はやつの事知らなかったし、入隊後も徘徊時もあまり俺の事は話さなかったし。
話しを聞いたら、どうやら俺の家族構成とかどこに住んでるとかあいつのせいでこんな事になったとかいってたらしい

まあ以上です。
オチがなくてすいません。
でも本当に起きたんです。
その後、俺はけっこう幽霊とかみたりしてるが特になにかされたとかない。

ほんのりと怖い話94

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コメント

  1. 匿名 より:

    ポンティアナはいろいろいるにしても変わった奴だなと思ってたらやっぱ違う妖怪だね
    なんだろ?