子供のころ聞いた話。
おばあちゃんの知り合いの人(仮にKさん)が残暑の厳しいある日に、銀座の大通りで一人の不審な人物をみかけた。
背丈は五尺以上(ってどのくらいかわからない・・・・)あるとは思われる大男だが、細身で洋装、そして顔にはマッタク表情がなく、お面を被ったようだった。
(もしくは被っていたのかもしれない)
何よりも不思議だったのは、その男には影がなかった。
周りの人は誰一人気づいていなかったようだが・・・・・
そのことに気づいたときに全身に冷や水を浴びせかけられたようにゾッとし、あわててその男とは反対方向へと逃げた。
それから一時間もしないうちに、関東大震災がおきた。
不可解な体験、謎な話~enigma~ 5
コメント
5尺というと約151cmなので大男じゃないですね。
関東大震災とその時代の身長も調べてみましたが、1923年の平均身長は160cmという事なので小柄な部類かも?
6尺だったらその次代としては大柄だったかも。