佇む弟

他の人から見ればあまり怖く無いかもしれないが、私にとっては凄い怖かった出来事です。

私が小4くらい時の出来事。
リビングには母親と1つ下の弟がいました。父は夜勤で家には居なかった。

私は2階にある両親の寝室でTVを見ていました。
それで何故かふとドアの方を見たら弟が無表情(生きているとは思えない顔つきだった)で立っていた。
階段を上がる弟もドアを開ける音も聞こえなかったから少し不思議に思ったけど、気にせず弟に「どうしたの?」と聞いても弟は無表情のまま突っ立ったままだった。

意味分からんと思い弟を無視してまたTV見るのに集中した。
少し時間たってまたドアの方を見ると弟は居なかった。
ドアは開けっ放しで弟が階段を降りる音は聞こえなかった。

それからしばらくしてリビングに行って弟に「さっき何のようだったの?」って聞いたら「え?俺ずっと此処にいたけど」不思議そうな顔して言った。
私は弟の悪戯だろうと思って母親に「○○って2階に行ったよね?」と聞いた…

母親「いや、ずっと此処にいたけど」

もう何年も前の話しだけど未だにあの時事ははっきり覚えてる。

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?231

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