手紙

手紙が届いてた。
その手紙の内容はこんな感じ

「〇〇ちゃんへ
こないだはありがとう! 君と行った登山は楽しかったよ。 もっと僕という人間を知ってほしくなっちゃったな。 僕には夢があってさ、学校の先生になりたかった事も…(長いから中略)寒くなるから〇〇ちゃんも体に気をつけてね。 笑顔を忘れずにね。」

心当たりが無い。
登山なんか中学以来行ってない。
最初は誰かと間違えてるのか?って思ったけど、私の名前がしっかり書いてある。
不思議に思いながら読み進めていくと、一番最後にゾッとする文章が。

「思えばおまえは俺の事何一つ知らないんだよな。」

それまでの文章では「〇〇ちゃん」「君」「僕」だったのに、いきなりおまえと俺になってて怖かった。
ノートの1ページを四つに折り畳んだ手紙だったんだけど、手紙の表紙(?)に鉛筆書きででかい猫が書いてあったのも怖かった。

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?197

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