15年くらい前の話。
深夜明かりを消した状態で、1人リビングでTVを見ていたら階段でギシギシ音がするので(こんな時間に誰が踏み台昇降してんだよ?)と思い、「何やってんの~?」と階段の方を覗き込みながら声をかけたら、蛍光ピンクのパーカーを着た、知らない人の背中が見えました。
その人は、1度もこちらを向く事なく静かに階段を下りきって、玄関も静かに開けて出て行きました。
私も無言でそれを見送ってしまいました。
あの人誰で、何しに家に上がり込んだのかしら?と考えると、今でもちょっと怖い。
ほんのりと怖い話34