室内灯

小学生の頃、まだ幼稚園児だった弟と並んで寝ていた。
夜中に弟が火がついたように泣き出した。
真上にあった室内灯を指差して、

「あそこからオバケがのぞいてる!!」

と狂ったように泣き叫ぶ。
恐い夢でもみたんだろうけどすごく恐かったので、その日は両親と一緒に寝た。
数日後、今度は笑い声で目がさめた。
やっぱり弟は真上の室内灯にむかって、

「この前はオバケと間違えてごめんね。」

といっていた。
翌日弟は熱を出して幼稚園を休んだ。
もちろん本人は何も覚えていないそうだ。

死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?6

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