電話回線

オカルトじゃないんだけどさ、ごめんよ。

「留守電の着信記録にあなたのナンバーがあったのですが、ご用件は?」
という内容の電話が、うちの置き電話に、3年間で2回かかってきた。
1回は若い女性、1回は同じ市内のパン屋さん。もちろん、こちらからは掛けていない。

NTTの営業所に問い合わせたところ
「詐欺か、先様のディスプレイの故障か、あなたが掛けたことを忘れているかでしょう」。
掛けたことを忘れている、というのは無い。通話記録を、すぐに調べてもらった。

先方のディスプレイの故障。
別々のところから1回ずつ、というのが気になった。
同じところから短期間に複数回なら、故障の可能性も高いのだろうけれど。
詐欺かどうかは確かめようもないけれど、2回とも、こちらの情報をとくに聴きだそうというふうでもなかった。
営業所は「ありえない。ありえません」の一点張り。
ラチが開かないのでNTT本社に問い質してみた。

何度かのたらい回しと何度かの「ありえない」の後、セクション名は忘れたけど、電話回線の現場(回線の何の現場だ?)担当のオッサンに繋がった。

「そういうお問い合わせは、年に何回かあるんですよね。論理的には、ありえない。詐欺か、故障か、忘れたかと考えるのが普通でしょう。ただ、実際、そういうことが起こっているようです。原因は全く不明、手の打ちようもありません。そういうお問い合わせが年に何回かある、とお答えするのが私どもの限界です」

通信の世界は不思議だなあ、で済ませていたけれど、3度めの電話が掛かってきたら、そのときは、かなりゾッとするだろうな。

184 :ID:UYR3gQoP0

>>183
長文乙だけど、機械任せとは言え、人の手が介在する物だから、故障の他に「ミス」とか「不具合」が必ずある。
このミスとか不具合の中には、混信という現象も含まれる。
原因が掴めていない(究明する気がない)だけで、「ほぼ電話局側に原因がある」と言っても過言はない現象だよ。

ホントに覚えが無くて、相手側からの変な勧誘とか振り込めみたいな事がないなら、深く考えない方が良いよ。

185 :ID:eiwbZhWY0

電話の接続に人の手が介在しているとははじめて知りました
勉強になるなあ

186 :ID:RD6KscGs0

まぁ普通に電話かけるだけなら自動電子交換によるので人の手はほぼ入らない。
がその他のメンテナンスはやっぱ人力。

例外はあるけども、たいていの電話局(中継所)の中には電極がたくさん突き出た中継端子板があって、新規に電話設置をする場合、その電極に各家庭あるいは中継交換機から伸びている電線を人間の手で一本一本つなぐ。
今時は電極といってもスピーカーの接点みたいな押し込み式が主かと。
人の手が入る箇所がある以上、過失による混線だとかの通話異常は十分にありうる。

国内全ての家庭に光ファイバーとIP電話が届かないかぎり、電話網の管理に人の手を全く使わないわけにいかないだろうねぇ。

ほんのりと怖い話51

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