子供のとき、よく知らない人に遠くから名前を呼ばれた。
声は知ってる人の声。
遠くに従兄弟が居るとしたら、そこから従兄弟の声で「はーなーこー!」って聞こえる。
「何ー?」って走っていくと、呼んだ本人は「ん?」って感じ。
「今呼んだでしょ?」「ううん、呼んでないよ」って事が何回もあった。
従兄弟なら、からかわれたなって思うけど、仕事中の叔母の声に呼ばれて行ってみたら「呼んでないよ」って事も度々。
逆に従兄弟が 「何ー?」って走ってきたこともあった。「はなこが呼ぶ声がしたんだけど」って。
そういえば、大人によく言われたのは
「3回呼ぶまで返事をするな。2回目までは何が呼んでるかわからないからね。」だった。
ほんのりと怖い話54