葬儀関係の仕事をしてる。
喪家さんごとに専任の営業担当者はついてるんだけど、
①葬儀時の礼状や御礼品 
↓ 
②49日の香典返し・法要 
↓ 
③年末の喪中ハガキ
という大まかな流れの作業担当部署は別々で、基本的に①部署と②部署と③部署は連携はとっていない。 
各部署とも営業担当者が持ってきた仕事をそれぞれやるのみ。
当然ながらミスなんてあってはならないからチェック態勢は整ってるはずなんだけど、それでもたまーに起こることがある。 
で、不思議なのが、ミスが同じ喪家さんに起こるんだよね。
例えば、
①部署:A家の礼状の喪主の名前を間違える 
↓ 
②部署:A家の挨拶状の故人の名前を間違える 
↓ 
③部署:A家の喪中ハガキの続柄を間違える
って感じ。 
こんなのありえないミスなんだけど、なぜか連鎖する不思議。
当然喪家さん激怒だよね、一連の流れすべてにミスがあるんだから。 
で、そこで喪家さんに言われる事がまた不思議で、 
「位牌も間違ってきたしどうなってんだよ(怒)」
位牌はウチとは関係ない別の会社だけど、やっぱりミスがあるらしい…。
まさか亡くなった人が邪魔をしてるのか!?とか思ったりもするけど、でも自分の葬儀を邪魔する意味無いしね。
こういうのは年に1~3件くらい起こる。 
統計とってるわけじゃないし勝手な体感だけど、どこぞの役員とかみたいな大きい葬儀の時に多い気がする。 
百枚単位の間違った挨拶状が配られちゃうから本当にヤバい。
故人に敵が多かったりで恨まれてたりすんのかな? 
故人を恨んでる奴の怨念みたいのが邪魔してるとか。
それこそ呪いみたいな。
不可解な体験、謎な話~enigma~ 93
