バシャー

10年ほど前のある夏の昼間

雲ひとつ無く日差しが強く照りつける日に、土手の上のアスファルトで舗装されてる道を日焼けしがてら歩いてた。
人もまばらで前後300メートル以内には誰も居ないくらい。
俺が青空を見上げた途端に背後から「バシャー!」って音がした。

もちろん振り返ったわけだが、5メートルくらい後方にまさに今ぶちまけられたと思われる液体が。
液体は熱せられたアスファルトにどんどん広がっている。

量としては洗面器にいっぱいほど?
この液体はいったい何?
いやそもそも周りに高い建物も無いし飛行機すら飛んで無い。
いったい何処から降ってきたんだ?

不可解な体験、謎な話~enigma~ 103

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