幼稚園か小1くらいだったかな。
昔よく可愛がってくれたご近所さんの家に置いてあった「日本人形」に連れられて散歩行った。
もちろん夢なんだけど、手を繋いでひたすら歩くだけ。
でもすごく心が安らいで楽しかった。
しかもなぜか同じ夢を何回も見た。
そんなある日、その事をご近所さんに話す機会があって、話をしたら「だからかな？うちの日本人形、度々着物が乱れてるのよね、なんでだろ(笑)」
と聞かされた。
「お家においで」と言われ、あがらせてもらい、人形を見せてもらった。
夢の中で一緒に散歩した日本人形そのものだった。
もちろん初めて見せてもらい、そもそも日本人形の存在すら知らなかった。
そのおばちゃんは子供が出来ず、酒癖の悪い旦那によく暴力を振るわれてるのを度々見かけた。
一番印象的だったのは「インベーダーするから1000円よこせや」ってセリフ。
なぜかそのフレーズもよく覚えてる。
俺には優しいおっちゃんで、タウナギとかクサガメの卵とかくれた。
おっちゃんもおばちゃんも元気にしてるかな。
日本人形はどうなったんだろうか・・
不可解な体験、謎な話～enigma～ 107