守衛のおじさん

小学生の頃、休日は校庭解放に毎回遊びに行っていた。
夏休みも毎日行っていたら、守衛のおじさんと話すようになった。

夏休みのある日おじさんに「さっき屋上にボール乗せちゃった子がいてちゃんと屋上の鍵閉めてきたか見てきてくれないか」と頼まれた。
何の疑問も感じずに屋上の鍵が閉まっているのを確認してさあ戻ろうかと扉に背を向けたら、鍵が閉まって誰もいないはずの屋上ドアがドンドンドンドン!と外側から叩かれた。

飛び上がるほどびっくりして走って階段下りてたらおじさんが階段を上がってきたので「鍵閉まってたー」と言いながらすれ違って校庭に出た。
その時は「誰もいないはずの屋上ドアが外から叩かれた怖いよ」としか思っていなかったが、数年経って友人にこの話をしたら「守衛のオッサンがアンタに何かしようとしているのをお化けが邪魔してくれたんじゃないか?」と言われた。

思い出してみると、子供だったから何にも思わなかったがやけにボディタッチの多いオッサンだった。

ほんのりと怖い話94

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