ALSの患者さん

病棟で夜勤していた時の話

ALSの患者さんで、筋力が落ちて話せない、動けなくなってしまった女性がいた
コミュニケーションは文字板といって「あいうえお、かきくけこ~」と平仮名が書いてある透明の板を使い、相手の視線の動きをこちらが読んで理解する

真夜中にその女性から立て続けにナースコールあり、女性の個室へ訴えを聞くために文字盤で視線を読む
「へ や の す み に」
「く ろ い か ん ご し が い る」

読んだ途端にもう、怖くて怖くてすぐ部屋飛び出してしまった
廊下に出ると、女性がまたすぐにナースコールで呼んできた

患者さんも怖い思いしてるのはわかったけど、自分だって怖くて訪室出来ないw
仕方なく勤務室の先輩呼んで、一緒に部屋に入ってもらった時にはもう黒い看護師?はいないようだった

それからその女性は私に不信感抱いてた感じだった
ごめんw

ほんのりと怖い話127

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