リアル残穢

すぐ人物特定できるような小さい町(っていうかムラ)だから住所は書けないけど、リアル残穢な話します。

3年ぶり位に実家に帰ったんだけど、近所の子の家の前通ったら、ありえないくらいの廃墟っぷりで。
木造・和風だけど、なんというか女の人好みのかわいい造りの家だったのに家全体真っ黒な雰囲気だし、戸口はベニヤで塞がれてるし、木造の塀はコンクリの土台だけになってなくなってた。

あまりにもな荒廃っぷりに、
私「この家どうしたん?Aちゃんのお母さん住んでたんちゃうん?」って聞いたら
母「Aちゃん母はA弟君と引越しして、病気で死んじゃったんだよー。で、大家さんの遠縁の50代くらいの男の人が最近住んでたんだけどさー、近所づきあい全くない人だったんだけど、この前自殺しちゃったんだよ!入口のとこの木で首吊ってさー」
って。

Aちゃん家の持ち家だと思ってたから賃貸だったのも驚いた。
木は3m位の太くもない木なんだけど、枝は切られてて、塀がなくなったせいで丸見え
になってて、気持ち悪かった。

で、なんで残穢かというと20年位前バブルはじけた時に、この家に住んでたAちゃんのお父さんも首吊って死んでるから。
ただし、その家で死んだんじゃなくて、別の所です。

私「Aちゃんのお父さんも首吊ってるやん!縁起悪い家やなあ」
母「ほんまや!っていうか、この家Bさんが大家になる前、私(母)が子供の頃(50年前位)はどっかのお妾さんがこの家建ててもらって1人で住んでてん。でも旦那さんの会社潰れて、しばらくしてお妾さん自殺してん。この家で死んだんじゃなかった気がするし、家も建替えてるやろけどなー」
とのこと。
家の造りが女性っぽいの納得、いい家だったから修理はしたんだろうけど元の家のままなんじゃないかと。

大島てるさんが、1箇所で3件以上事件がある物件って珍しいみたいに書いてたけどこんな身近にあったんで書き込んでみました。

ほんのりと怖い話131

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