うちの実家は随分イナカなんだけど、俺がまだガキの頃「おせったい」?とかって弘法大師?を奉るイベントがあって、お地蔵さんを飾って、来た子供とかにお菓子あげんの。
棒ジュースだとかぽっこん菓子?(米ふくらませたような甘いヤツ) とか駄菓子だけど。
それが地区で当番制になってて、その年はうちの家が当番だからお地蔵さんを預かった。
そんでもって、俺も家族もみんな結構いい加減だから、汚い作業台(木の加工とかするような薄汚い机だったんだけど)に適当に放置してた。
で、そのお地蔵さんってのが、えらい険しい顔してて、家族みんな「なんか険しい顔の彫りのお地蔵さんだねぇ」とか言っててさらに放置(汗
で、イベント当日、祭壇?みたいの作ってそれなりに綺麗に飾ったんだけど、そん時改めて見たら、冗談抜きでマジにこにこ顔なのよ!
俺も家族もあんまり信心深い方じゃ無いから、「ありゃぁ彫った人が大したもんだわ」「なんか光の加減とかでそう見えるんやろうねぇ」ってな話で片づいてたし、当時の俺もドラえもん大好きな似非科学少年だったから、「きっと赤い布の影響(祭壇の飾り付けに赤い布を使ってた)で 光のスペクトルがなんちゃらかんちゃら」とか、ワケワカンナイ理屈つけて適当に納得してたんだけど、なんだかんだ言っても結構不思議に思った。
結局アレは何だったんだろうなぁ。
とにかく「怒った顔に見えた」>「笑った顔に見えた」って事だけは実体験だから確かってだけなんだけど・・・
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?4