化かされた話

116 :112

僕が中学の頃、矢追純一全盛の頃に聞いた話。

集落の人いわく、

「UFOとかなんとかさわいどるけど、あんなもんは昔からいくらでもおる」

・夜中に厠に起きて外に出ると、昼間のように明るい。わけもわからずボーっとしていると、大きな光の玉が西の山の向こうからから東の山の向こうへと飛び去っていった。

・山の上で光の玉がとまってうろうろしてた。

・でっかい米みたいな形の光の玉が家の屋根の上にいたから鉄砲でうったら逃げた。

「そうゆうのはいったいなんなんだろ?宇宙人?」と聞くと、集落の人は口をそろえて「たぬきか狐じゃ。宇宙人なんかおらん。」と言いました。 

134 :112:

獣に化かされた話をば。

集落の某とゆう人が別の集落に出かけたときの話。

朝、別の集落に向かう途中で、同じ集落の○○とゆう人を見かけた。
草むらの中をうろうろうろうろとしているようで、それを見た某さんはその人が山菜をとってるのだと思い、「ずっとうろうろしとるとこ見ると、ありゃあかなり生えるンやな」と思いつつ通り過ぎたそうです。

夕方、同じ場所を通ると、○○さんが同じ場所をうろうろしている。
「朝も来て夕方もとりに来るとは、どんなもんなんじゃ」と思い近づいて声をかけると、○○さんは「ああ、よかった、道に迷ってこまっとったんじゃ」と言い、朝からずっと迷ったきりで困ってたと話たそうです。

その場所は道から20mも離れてない開けた場所で、迷うわけのない場所。そのことを指摘すると、○○さんは正気に戻り、「なんでわしはこんなところにおるんじゃ?」と不思議がったそうです。

○○さんは猟師をやっていた方で、その日も別の集落の人と狩りに行くつもりで出かけたとのこと。
「○○は腕のいい猟師やったから、狐かタヌキがひきとめようとしたんじゃなかろうか」と集落の人たちは話したそうです。

山にまつわる怖い話9

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