仕事中、会社の更衣室に行ったら別の部署の先輩がへたりこんでいた。
見ると、開け放したロッカー(一人用、すごく狭い)にきっちりと体を折りたたんで、もう一人の先輩が嵌りこんでいた。扉を開けたらその状態だったらしい。
すごく異様な状態で、私も悲鳴をあげそうになったが、何だか刺激してしまっては激しくやばいような気がして、結局言葉に出来たのは「何してるんですか?」という至極まっとうでのどかな質問だけ。
その状態のまま、すごく冷静に「ヨガの瞑想よ。」と返されたが、何だって他人のロッカーでそんな事をしなきゃならないのか不明。
彼女がため息をついて立ち去った後、しばらくへたりこんだ先輩と二人、言葉もなかった。
嵌りこんでた先輩は、その後、すぐ退職したが、結局何だったのか未だにわからない。
仕事も丁寧で、常識的な、全然キティっぽくない人だっただけに、今でも更衣室に行くとその時のことを思い出して鼓動が早くなる。
ほんのりと怖い話6
コメント
盗みでもしてたんじゃないかな?
犯行に及んでた時に誰かがきたので咄嗟に隠れたけど、隠れた場所がその先輩の
ロッカーだったって感じがする