自衛隊には、山での訓練が年に何度もあります。
大きな演習場は大抵山麓にあり、結構深い森に囲まれています。
某地方の演習場で先輩の隊員が体験した話。
その夜、A士長は、敵から離れた場所にある、指揮所の警戒に立っていたそうです。
普段はそのような場所にたつと大体暇か眠いだけでおわるのですが、その日は思わぬ不審者にでくわしました。
木と木の間から、何者かが覗いていたのです。
まっすぐにこちらを見ている顔は、人間のものでした。
ただ、髪の毛のないその頭のサイズは、体の3分の1ほどもあったと言います。
明らかに敵役部隊の人間でも、味方でもありません。
しかしながら、警戒に立っている以上は不審者を放置出来ません(先輩すげぇwww)ので、銃を構えてA士長は誰何(問い質す事です)したそうです。
「誰か」(誰だ、の意味)
しかし答なく、その大きな顔は、じっとこちらを見ています。
もう一度、誰何するもやはり「それ」は答えませんでした。(もしかしたら、「だれか」の意味が分からなかったのかもしれませんがwww)
しばらく相対したあと、彼は人間と思えない早さで走りさっていったそうです。
初めての投下で、携帯からつまらない乱文すみません。
私個人は、戦車隊員のフリチンを拝みかけたことくらいしか恐怖?体験がないのですが、いくつか先輩から聞いたものから投下いたしました。
山にまつわる怖い話34