ある山に登ったとき、山道を物凄いでかい赤ん坊が塞いでた。
余りの事に呆然としていると、後ろから山伏のような一団がやってきて皆で赤ん坊をとりかこむと、サッと持ち上げ走って行ってしまった。
ひたすら呆然としていると、あちこちから大音で笑い声が響いてきた。
うわあと戸惑っているとはっと目を覚ました。
辺りを見回すと、古い使われなくなった小屋。
中腹で夜間になったため、目に入った廃小屋に野宿よりはと厄介になっていた事を思い出した。
夢かとホッとしたら、上から
「よかったね」
と子供の声。
それから一晩中眠れなかった。
山にまつわる怖い話43
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まさに外道