自分が幼稚園生の頃、無くしたおもちゃとかがよく上から落ちてきていた。
と言ってもでかい物ではなく、小さな部品とか、プラスチック製のちっちゃい玉とかそういうものだけど。
今となってはぼんやりとしか思い出せないが、それで無くしていたものを結構見つけていた記憶がある。
当時の自分が「なくし物というものはしばらくしたら天井から降ってくるものなのだ」と思い込んでたぐらいだから結構な回数あったはず。
それもいつも親がいない部屋にいたりとか、親が用事で中座している時が多かったと思う。
少なくともプラスチック製の玉のときは周りに親はいなくて、自然に手の上にぽとりと落ちてきた。
で、幼稚園年長になる頃にはもうその現象はなくなったのだけれど、小学生高学年ぐらいのとき、一回だけ似たようなことがあった。
リビングで母親と一緒にいたときに一円玉がどこからともなく落ちてきて、自分の太ももの上に「ぴたっ」と音を立てて見事着地。
本当に真上から、回転しながら落下してきた。
確か母親も何かの作業をしていたので、母親が投げたものではないと思う。
母親に「神様がお小遣いくれたんだよ」みたいなこと言われた。
その1円玉は勿論自分の財布に収まった。
と言っても大切に保管することはなかったので、何かのときに使っちゃったと思うけど。
今思えば保管しときゃよかったな。
今でもたまに、無くし物なんかしたりすると上から落ちてこねえかな、と思うときがある。
しかしやっぱり自力で探し物が出来る大人になると落ちてきてはくれなくなるらしいw
不可解な体験、謎な話~enigma~ 65