死者が歩く村

変な風習とか、村の行事ってここに書いてもいいのかな?とりあえず書いてみるね。

この夏に友達と駅から徒歩2時間ほど距離のある村へ行ったんだよ。
以前友達がすんでいた町?の隣村らしいんだけど、一度だけ子供の頃に変わった行事を見せてもらったのをずっと覚えてたみたいで、オカルト好きの俺らを誘って是非いってみないかってお誘いだった。

その内容が死者が屋外を練り歩く、みたいな話。
映画かよって思ったけど面白そうで行ってみたんだ。
大体が記憶違いだったりで終わりそうなんだけど、結果本当だった、みたい。
曖昧なのは暗くって見えにくいのと、距離がありすぎたから。

大分過疎化が進んでて老人ばっかりで泊まるとこがなくって駐在さんに止めてもらったんだけど、そこから見たんだ。
街灯もあるんだけど、ぼんやりしてて見えにくいし位置が離れててさ。ゾンビみたいに歩くんじゃなく、結構普通な感じ。
でもって無音。

死んだことを気付かない死者が歩いてる、外に出ると連れてかれる。
信じない人も勿論いて、外に出て帰ってこない。
信じてる人は恐ろしくて外に出れないので朝まで待つしかない。
で、朝になって探してもいない。
なんと次の死者の行進にそのひとらが混じってる。って駐在さんが言うんだよ。

俺らはビビリだから誰も出なかった。朝まで寝れなかったしな。
衝撃過ぎてあんま詳しく聞けなかったんだけど、誰か知ってる人いる?東北地方っす

924 : ID:aPeXUNDb0

>>892
昔読んだ本に似たような話が出てたな。
奇習や奇祭にに分類されるような土着の祭りなんかを紹介する本だったけど、どの地方かは忘れた。

その地区では、お盆の間は夜に死者が集落を歩き回るんだよ。
『お盆で帰ってきた死者が、懐かしい集落内を見て廻る』って本には書いてあった。
勿論、死者は生き返らない。歩き回るのは死者に扮した家族。
『家族の体を借りた死者が集落内を歩き回る』のだそうだ。

歩くのは死者だけで無く、あの世から死者と一緒に来たモノ(獄卒など)が混じっている事もある。
死者や地獄の獄卒達は自分からは話しをしないが、話しかければ答えを返す。
話しかけてしまった人はあのよとの『縁』ができてしまう。村での扱いは、半死者みたいになる。
次のお盆が終わるまで『物忌み』をして、の冠婚葬祭の『冠婚祭』は遠慮する。

それで次の年に死者に扮して集落内を歩き回る。お盆が終わったら物忌みが終わるんだそうだ。
だからその集落の人は、お盆の間は夜に外に出ない。
もし出るにしても、誰とも口をきいちゃいけないんだそうだ。

不可解な体験、謎な話~enigma~ 99

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