狐の嫁入り

祖母の祖父(なんて言うんだっけ…)はたまに夜になるとお狐さんの嫁入りしよるよと言っていたらしい。
昔は電灯もなくて、山の田舎の祖母の家の近所ももちろん真っ暗で、なのに転々とぼんぼりのような明りが行列みたいに長く連なっているのが見える時があったと。
もちろん祭りもやってないし、近所の家も離れた間隔でぽつりぽつりあるだけで夜道をぞろぞろ歩くほどの人も当時住んでいなかった。

狐の嫁入りっていうと自分はお天気雨?のことを思うのだが、祖母の所は夜見える明かりの行列のことを狐の嫁入りと言うみたい。
まあそれだけの話なんですけどw

ほんのりと怖い話76

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