小学3年の頃、隣のアパートに90歳くらいのお爺さんが一人暮らししてた。
ある夜、隣からドタバタとうるさい音がしたので母親に着いて訪ねてみたら、お爺さんが洗面器一杯に血を吐いていた。
すぐに救急車呼んで、翌日病室へ行ってみると40歳ぐらいに若返ったお爺さんに会った。
母親は気付いてなかった。
お医者さんにどうして救急車呼んだんですか?と言われ、洗面器一杯の血を吐いてたからと言うと、そんなバカな!と取り合ってくれなかった。
翌日また病室に行くとお爺さんの汚い服を着た20歳くらいの若者が待ってて、お礼にと500gくらいの鉛色の金属の延べ棒をくれた。
母はこりゃ価値全くないと長年決めつけ、ずっと食器棚の奥に入れて無視してたが、近年他界し遺品整理してたら発見し査定してもらったら、地金に灰色の塗料をつけたもので250万円以上になった。
不可解な体験、謎な話~enigma~ 104