見知らぬお婆さん

ある日の昼間に母親と家にいた。
するとピンポーンとチャイムが鳴ったので母親が出た。
どうやら薬屋さんだったらしい。
結構長く話してたので薬屋さんが帰った後に「長いこと話してたね なに喋ってたの?」と聞くと怖いことを聞いたという。

詳しく聞くとその薬屋さん、数ヶ月前にうちに来たらしい。
その時私でもなく母でもなくお婆さんが出てきたという。
そのお婆さんは薬がどこにあるか分からないような感じだったので「いつもその引き戸から奥さんが出してますよ」と言った。
お婆さんが「よく息子がこの薬飲むんですよ~」と言っていた。
代金の800円をお婆さんが払ったという。

この話を聞いて家にお婆さんなんかいないし、私の家に息子という存在はいない(男は父だけ)
母が薬屋さんにどこかの家と間違えてるんじゃないかときくと、絶対にこの家だったという。
誰が対応したかを記録してるらしいんだけど母が出たら「奥さん」、もし私が出たら「娘さん」、その時お婆さんが出たから「お婆さん」と記録してたという。
明るくハキハキしたお婆さんで、そのお婆さん以外は家に誰もいない雰囲気だったそう。

詳しく日にちを聞くとその日のその時間帯は私も母も父も家にいない時間で少し怖くなった。

不可解な体験、謎な話~enigma~ 104

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする