ホワイトアウト状態の晩

20年ぐらい前の霧深い日、登山中に崖から落ちて亡くなった男性がいて、その人の遺体を警察が来るまで山小屋に保管してあげたことがあるんだそうだ。

それ以来、その日と同じようなホワイトアウト状態の晩になると扉をドンドン叩かれたり、 スミマセーンという男の声がかすかに聞こえたりすることがたまにあるとか。

またアレだろうなぁと思っても、本物の遭難者だったらヤバいから、ドアを開けなきゃならないのが嫌だと言ってた。
外を見ても誰もいないそうだけどね。

ほんのりと怖い話100

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