私の友達の学校であった話。
その学校では生徒の成績管理を全部コンピュータでおこなっていて、テストの結果なども全てパソコンに入力しなくてはならないらしい。
ある先生(仮にA先生とします)がその作業を行っていると、三年生のあるクラスの人数が一人多く表示されていたんだそうな。
いわゆる“居るはずのない生徒”の名前が、名簿の一番下にあったらしい。
A先生はその時は機械の不調だと思い、大して気にせず名前を消した。
しかしまた別の日、またもやその名前が表示されていた。
前回と同じクラスだった。
A先生はB先生に相談した。
するとB先生がデータを入力した時にもその名前は現れていて、B先生もその名前を削除したらしい。
二人は「ひょっとしていつかの卒業生の記録が間違って残っているのかも知れない」と、その名前を検索してみた。
すると過去5年間の卒業生にも、現在の在校生にも、おまけに5年間分の退学・休学者の中にも該当者は無かったのだそうだ。
ちなみにこの学校が成績管理をコンピュータで行うようになったのは5年前からなので、それ以前の記録はハナからデータベースには存在しないらしい。
実話恐怖体験談!7