知人Tは山で2匹の猿が向かい合って座ってる姿を見た。
見合いのようで微笑ましく、写真を撮ろうとした。
木に登り、猿たちは何をしてるのだろう?と、ズームで確認すると、なんと、猿は地面に書いた碁盤を睨み、団栗と小石で囲碁を打っていたそうだ。
驚いてシャッターを押そうとした瞬間、二匹は乱暴に地面を散らし、素知らぬ顔で毛繕いを始めたという。暫く待っても再開する様子もないので、諦めて木から降りると、その間に猿は姿を消していた。
2匹がいた場所には、団栗と小石で『バカ』と書いてあったそうだ。
山にまつわる怖い話30