今から20年ほど前の俺が小学校低学年の頃の話。
俺の母方の祖父母の家に夏休みになるとよく家族で行っていた。
祖父母の家は周辺を山に囲まれ近隣に民家も無いド田舎だったが、子供だった為、都会の生活には無い環境が刺激的で、1人で山の中に入って飽きもせず一日中遊んでいた。
当時、色々な木の実を集めるのにハマっており夕方になり暗くなると、目印として山の中の比較的大きな木の下に隠して祖母の家に帰り夕飯が定番だった。
その日の朝もいつもの様にその大きな木の場所に行った所、木の実が30個程度あったんだが全てが釘で木に打ち付けてあった・・・
頭が真っ白になりあまりにも恐ろしくて夢中で走って家まで帰った。
今朝の朝食中に母親が昨晩深夜2時くらいに山の方から何かを叩く音がずっと聞こえてて不思議だったと言ってた事もあり・・・
それから裏山に1人で行くのは禁止となりました。
もちろん祖父母も避けてたが。
まだその裏山は当時と変わらない姿で残ってます。
山にまつわる怖い話33