今日あった(正確には昨日だけど)私的ほんのり。
長文で、怖くなかったらごめんなさい!
しかも、現在進行形かもしれない…。(鬱)
ことの起こりは、今日の午前中。11時半頃、玄関チャイムがなった。
セールスだったりするとウザイので、こっそりと覗き窓から覗く。
厳つい感じのおじさん3人。
おじ1「あ、202号(私の部屋)じゃなくて201ですよ。」
おじ2「お、間違った!隣か…。」
そしておじ2は、すみやかに201号のチャイムを押す。
その様子をじっと眺めてた私は、3人のおじ達がおそろい(笑)の紺のジャンパーを着てるのに気がついた。
しかも、おじ3はなんかドラマで見たことがあるような帽子も着用。
(ん?このおじ達は、もしや警察?)
なんか不安になった私は、遅れ馳せながら(本当にな)コソっとドアを開けて、まだ外にいたおじ3に訪ねた。
私「あのぉ…何かあったんですか?」
おじ3「あ、失礼しました。私、○○警察の鑑識です。いや、お隣に泥棒が入ったらしいんですよ。」
私「ド、ドロボウですか…。」
ま、その段階で、(ひょ~!隣で良かった!(お隣さんゴメン)うちじゃなくて良かったぁ。)
と軽くほんのり…。
ちなみに隣は、40~50才の間。労働者風のおじさん(ちらっとしか見たことないので、はっきり解らないけど)の一人暮し。(と、思う。)
それから約30分後。
またドアチャイム。
なんとなく予想した通り、刑事さんが警察手帳を差し出して立っていた。
刑事「ちょっとお聞きしたいんですけど。」
私「はぁ…。」
刑事「昨日の夜の8時頃、叫び声とか助けを求める声とか聞こえませんでしたか?」
刑事さんのこの質問に、ちょっと違和感を覚えた私。
(え?叫び声?助けを求める声?え?隣に入ったのは泥棒でしょ?強盗じゃないんでしょ?)
『ドロボウ=空き巣』と勝手に認識してた私は、その質問にちょっとビビリながら、声は何も聞こえなかったと答えた。
その後の刑事さんの質問が、またなんか私をビビらせる。
刑事「普段隣から、わめき声とか叫び声とか聞いたことないですか?」
私「いえ、ないです…。」
なんか変。この質問。
(昨日ドロボウが入った(らしい)のに、普段のわめき声って何?)
なんか違和感溢れる刑事さんの質問に、またほんのり気分。
実はドロボウなんかじゃなくて、もっと恐ろしいことが隣に起こってるんじゃ?という疑念が湧く。
そして私は、3時間後さらにほんのりすることに…。
それからほどなくして、あんなにワラワラいた(10数人いました)警察の方達は、すみやかに撤収。
それでちょっと安心した。
もし凶悪な事件なら、そんなに早く撤収することもないだろうから(単なる思い込みですが(笑))
やっぱ、隣は単に(?)ドロボウに入られただけなんだろうと…。
で、安堵と共になんか身近にあったこの出来事に、私は妙に興奮して(←ばか?)友達に電話しまくり。
ひとしきり自慢げに(←なんとなく(笑))報告し終わって、まったりした頃、その電話はかかってきました。
「もしもし、△△ですけど。ちょー、あんたとこのマンション、今朝警察来とったやろ?」
それは、仲良くしてもらってる近所のクリーニング屋のお姉さんから。
私は「そうやねん…。」と、今朝あったことのあらましを、そのお姉さんに話した。
私の話を「ふんふん。」と聞き終えたお姉さんは、「それがなぁ…。」と話してくれた事は…。
今回の被害者であるらしい201号室のおじさんは、そのクリーニング屋のお客さんだった。
表札が無かったので私は名前を知らなかったが、『高橋さん(仮名)』というらしい。
にも関わらず、時々『鈴木(仮名)』という名でクリーニングを出すこともあったらしい。(謎)
最近右腕を骨折していたらしく、ギブスをはめていた。
どうしたのかと聞くと、「転んだ」と答えたらしい。
でも…。今日、刑事さんに伴われて、何故かそのクリーニング屋にやってきたおじさんは、普段の感じからは想像もつかないくらいイカレテタらしい。
クリーニング屋にやってきた意図は、イマイチ判然としなかったらしいけど、そのクリーニング屋の伝票(商品を受け取るための)を出して、
『自分の預けてあるモノは、他の人が取りに来ても絶対わたすな。』
とか、なんかスーパーの伝票を取り出して
『ここに電話してくれ、ワシは手が震えてかけられへん』
とか、とにかく言うこともすることも支離滅裂で、しかもおじさんの右手(ギブスをはめてる方)の薬指と小指が無かった…らしい。
そして『高橋』だか『鈴木』だかなはず(爆)のそのおじさんを、そこにいた刑事さんは何故だか『小島(仮名)のアニキ』と呼んでたらしい。
刑事「小島のアニキ、もうええやろ。迷惑やからやめとけ!」
と…。
お姉さん曰く、まるで”薬中(知らないけど)か、もしくは少し精神を病んだ人”みたいだったと。
そして、その刑事さんがお姉さんにポロリと言ったことは、
刑事「本人は、『えらい大金盗まれた、犯人はマンションの上か下の奴や!!』(隣とか言われなくて、心底ホッとした私( ゚▽゚;))とか言うとるけど、どうもドロボウが入ったというのは狂言臭いんやなぁ…。」
そしてそのおじさんは、刑事さんに伴われて(別に逮捕され訳ではなさそうだけど、もしかしたら任意同行なのかも?)去って行った。
お姉さん「なんやようわからへんけど、なんかあのおじさん変やったから、あんたくれぐれも気ぃ付けやぁ。今頃警察で尿検査とかされてるかもしれへん。なんかあって、逮捕されたら話しは早いけど、薬物でなく変なんやったらそのまんまお隣さんかもしれへんからな。」
私「ぅ…ん…。解った…。アリガト…。キヲツケルネ…。」
まぁ結局、真相はまだ闇の中なんですが。
てか、永遠に闇の中なのかもしれないけどさー。
どーも、隣の住人は警察に行ったまま、まだ帰ってきてないようです。(布団干しっぱなし)
どっちかーてーと、私的にはこのまま帰ってきてくれないほうが、なんかちょっと、その…。
じゃないと私のほんのりな日々が、この後も続きそうじゃないですかぁ。(涙)
真相がわからないので、果たしてこの話を他の人が聞いてほんのりでも怖いことなのかどうか、自信(?)は無いですが、日頃、しごく平凡に日々を送ってる私にとっては、かなり刺激の強い出来事でした。(まだ終わってないかもしれないし。(怖いっす。)
ちっとも「ほんのり」でなかったら、お目汚しスミマセン!!
長文のお付き合い、ありがとうございました。
ほんのりと怖い話9