思い出したらちょっと怖かったことがあるので
神棚にあげる榊って【神榊】ってことをさっき知ったんだが、私は小さい頃から【しゃかき】って言ってた。
家族がそう言ってたからなんだけど地方的な呼び名なのかな?
しゃかきを山に取りに行っていたのはじーちゃんだった。
というよりも山仕事の帰りについでに取ってくるといった感じ。
じーちゃんが死んでからは母ちゃんが取ってきていた。
職場の近くに生えていたからだそうだ。
んで、母ちゃんが3年前に他界してからは兄ちゃんが山に入って取るようになっていた。
兄ちゃんは家で農業していて、やっぱり山に入ることのついでで行くんだけど。
私は今まで一度も山の中でちゃんと生えているしゃかきを見たことがない。
毎日神棚にあるから葉っぱの形とかしっかり覚えている。
山なんて小さい頃からいくらでも入っているので見たことがないっていうのはおかしい。
で、ここからが思い出したこと。
じーちゃんがしゃかきを取りに行くのについていったことがある。
といっても今から20年近く前のこと。
斜面を歩いていてじーちゃんが『あった』といって剪定バサミを取り出す。
しかし、私には木がそこにあるのがわからない、見えない。
パチン、という音がしてじーちゃんの手の中にしゃかきの枝があるのが見えた。
今までなんで忘れていたのかわからない。
今朝、しゃかきの花器に水を入れようとしたらいきなり思い出したんだよな。
私はしゃかきに嫌われてるのかなぁ…
死ぬ程洒落にならない怖い話を集めてみない?195
コメント
榊は家に植えないほうが良い、って説がある、らしい。
神様へのお供えものの木なんだから、あんまり身近に植えておいて粗相があっちゃいけないとかなんとか。
子供がいたずらしないようにって神様のおはからい…?
今も見えないのか、榊をお供えする役が回ってきたら見えるようになるのか…?