ヨモツヘグリ

昨日体験した話で怖い話かどうかも良く解らんが…

昨日、裏高尾まで紅葉を見につうか軽いハイキング気分で出かけてきたんだが、そこの山道でキノコ取りに来ているおっさんと出会ったんですよ。

で、俺も暇なもんだから色々とそのおっさんに食えるキノコと食えないキノコだとかアケビだとか教わっていると、藪の中から浮浪者みたいな婆さんが出てきてスジコ?みたいな木の実を差し出してきたんですよ。 
何かすんごくニカニカしながら「美味いから食ってみろ」的な事を繰り返し差し出してくるんで。

「ん??」っと思いながらも、おっさんの知り合いかと思って受け取って振り向くと、おっさんが能面みたいな無表情になってるのよ。
でもって婆さんは、と言うと満足したかのように藪の中に戻って行っちまったのよ。
そしたらその瞬間、おっさんが俺の受け取った木の実を掴んで反対の藪の中にポイっ。

「??」っと思いながら理由を聞くと「ヨモツヘグリだ」っと言って黙りこんで、それ以上聞ける雰囲気じゃなくなり有無を言わさず山を降りる事になったんですよ。

その時は、あの婆が山の持ち主で木の実=京都の料亭のぶぶ漬けみたいなものなのかなぁ…
つまり、山の持ち主からとっとと帰れというサインを受け取ったのかと勝手に解釈したんだけど、見た事無い木の実だったから、気になって。

今さっきおっさんが言っていた「ヨモツヘグリ」で検索かけたら「黄泉戸契」とか出てきちゃったという…

何か今更ながら動揺しているせいでテンションおかしくて読みづらな…

山にまつわる怖い話39

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする