大きな歯

怪奇現象とかじゃないけど、去年の夏の話を少し。

俺、去年から素潜りに凝っていて、夏休みは毎日のように海岸に行ってたんですよ。
で、その日も午前中のカテキョのあとにチャリで海に行って、50m沖くらいでミナやらタコやらを獲ってたんです。

貝を採るのにも飽きて、たまにはもっと沖に出てみようと思い立ち、ガー!!ッと沖に出たんですね。
今まで気付かなかったケド、55mあたりからその海は急に落ち込んでいて、底が見えるか見えないか位の深さの沖まで出たとき、底の方に小船(ごく小さな)が沈んでいるのを見つけて、俺は潜って底の岩に掴まり、船をいろいろと観察したんですね。

船は木造で、大きな穴が開いており、恐らく其処から水が入り沈没したものと思われました。その穴をよく見ると、一つ大きな歯の様な物が食い込んでおり、手にとってよく見てみました。

形状はまさにサメの歯。
しかし、異常に大きいのです。
俺の中指の長さと同じくらいだったので、今計ってみると9cmです。

息継ぎの為に水面に顔を出した俺は、怖くなり、急いで、かといって近くにサメが居たら怖いので、静かに陸に戻りました。

その歯は貝を入れてた袋に一緒に入れて泳いでたのですが、袋が途中岩で破れており、なくなっていました。
残念です。
↑このせいでネタかと思われるでしょうが。

ホホジロザメにしてもでか過ぎでしょう?9cmは大きすぎると思います。
海は怖いですね。
それ故に、ロマンがあって大好きです。

海にまつわる怖い話・不思議な話3

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする