山茸 2019/2/19 2019/2/19 山にまつわる怖い話, 短編 怖い話 山で遭難して三日目、男は空腹に耐え切れず、木の根に生えていた山茸を口にした。 夜になり、彼はひどい幻覚を見た。 首のもげた屍体や、腸をひきずっている屍体が次々に現れ、彼を取り囲んで、笑いながら、「もうすぐだ。もうすぐだ。」と指差したのだという。 その後、彼は奇跡的に救助された。 後日、ザックに残っていた山茸をかじってみたが、なんともなかった。 図鑑で調べると、普通に食べられるキノコであったという。 山にまつわる怖い話9