知り合いの父ちゃんの話。
その人の家系は、沖縄で霊媒師みたいなことをやっていたそうだ。
それに関係しているのかはわからない。
その父ちゃん、体が悪くて(病名までは聞かなかった)何年も寝たきり。
何度も「今夜がヤマだ」という状態になったらしい。
そのたびに、その家で飼っている小動物が死ぬ→父ちゃん持ち越す、を繰り返していたそうだ。
いつものことなので、家族も「そういうものだ」と考えていたという。
ある時、また父ちゃんがヤバいことになった。
運悪く、その時はなにも飼っていなかった。
家族の誰もが「もう駄目だ」と思っていると、窓からセキセイインコが飛び込んできた。
捕まえて籠に入れておくと、案の定その日のうちにインコが死んだ。
そして父ちゃん復活。
その家族にとっては、もはや不思議でもなんでもなく、あたりまえのこととして認識されているらしい。
その息子(つまり私の知人)の職業が焼鳥屋というのはあまり関連がないかもしれない。多分。
ほんのりと怖い話5